情けないと言いますか、いい歳して「間違うこと」にとても恐怖を覚えてしまうところがあります。特に仕事で。
なぜかというとほぼ新入社員くらいの頃にメンタルで潰れてしまったことがあり、そのきっかけとなったのが私自身の理解力のなさで、言われたことを何度も間違ってしまい「もういい、勝手にやれ」と当時の上司に匙を投げられてしまった経験があるからです。
今でもその時の上司の言葉がその声質のまま脳内再生できるくらい、その場面が強烈に記憶に刻まれています。
この他にもこの上司とはいろいろあったのですが(そもそも相性悪かった)、結果的に「私は社会人として無能なんだ」という強い刷り込みをしてしまい鬱を発症し、そこから脱却するまでには本当に時間がかかってしまいました。この強烈な「ブレーキ」のマインドセットによって、その会社を辞めて転職しても、私の仕事のパフォーマンスは長いことずっと低空飛行でした。
今はもう立ち直って元気に働いていますが(期待通りのパフォーマンスかどうかは知らんけど笑)、それでも新しいタスクに取り掛かるときは今でも「私は社会人として無能」という恐怖の刷り込みが時折、蘇ってきます。だから間違えることが怖くて足がすくんでしまいいつも以上に時間がかかってしまう…ということが起きてしまいます。
誰でも失敗するし、誰でも初めての経験が常にあるのだから気にしなくていいはずなのに、この社会人として幼かった頃の経験がある種のトラウマになっていて、まだしばらくはこのトラウマとお付き合いしないといけないのかなと思うとウンザリなのですが、まぁ焦らずにいくしかないか〜と思っています。
今日もそんな「無能くん」がひょこひょこ歩いてやってきたので、こっち来んなー!と追い返そうとすべくここに書いてみました(笑)